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沖縄移住10年目。東京から与那原町(沖縄本島南部)へ!沖縄のリアルと移住してよかった理由

こんにちは。沖縄移住者Bです。
東京都多摩地区出身、沖縄県南部の与那原町に移住して今年で10年目。沖縄移住前に住んだことがあったのは東京都とアメリカ・コロラド州のみで、地方都市を知りませんでした。移住当初は、日々心中ジェットコースターのような心のふり幅で、良くも悪くも地域に馴染んでおらず、ちょっとした変わり者だったことは自他ともに認めるところでした。
時折振り返るたびに、東京にいたころと比べて沖縄はストレスが少なく、沖縄移住は人生のなかでよい選択だったかなと思います。
沖縄移住して10年が経ち、いまとなっては移住者という意識は希薄になり、「県民」でいいのではないかと思っています。でも”うちなーんちゅ”とはまだおこがましくて言えないというのが本音です。
移住した理由は婚姻だったような記憶。今はシングルですが、東京に帰る理由はないかな、と思っています。色々と不器用な人物のリアルな沖縄移住記は、キラキラした移住生活とは程遠いものの、移住に興味がある方にとって、小さなヒントになれば嬉しいです。
目次:沖縄移住10年目。東京から与那原町(沖縄本島南部)へ!
■ 移住先は沖縄県で一番小さな街・与那原町
■ 御存知だったら沖縄ツウ!与那原町といえば?
■ 沖縄移住で気になる家賃。与那原町の賃貸事情
■ 沖縄移住を後押しする沖縄の海 与那原の海とは
■ 本気の海遊びは脱・与那原。沖縄移住の醍醐味・海遊びはうるま市へ
■ 与那原町の買い物事情は?野菜編 島野菜ラブが快適への道
■ 与那原町の買い物事情は?お魚編 沖縄移住で変化した食生活 、お魚事情。
■ 沖縄移住での移動手段は?脱ペーパードライバー!
■ 沖縄移住で変わった距離感覚 「10キロは遠い」
■ 重要なのは沖縄での仕事。沖縄移住しての職探し
■ 沖縄移住後でも友達はできる!心躍るコミュニティ ~サンバ・アフリカ・東村~
■ 沖縄移住してやんばる東村が心のオアシスに
■ なぜ沖縄が心地いいのか、20の理由
■ 沖縄に移住して10年目。東京に帰る理由はいまのところない。
【別記事】
>沖縄移住して那覇に住んでみた。4年間のリアルな感想を忖度なしでぶっちゃけます。
>沖縄移住して16年「石垣島に移住した、ばー(私)のリアル離島移住ストーリー」(石垣市)
>沖縄移住してうるま市に住んだ漫画家の話「沖縄の入門書」
>沖縄移住者から見た”沖縄あるある”25連発 ~
> 沖縄移住Uターン者「ココが良くて、ココがダメ?(糸満編)」
> 武智志穂の“沖縄移住(南城市)のリアル”
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沖縄県与那原町の朝焼け
移住先は沖縄県で一番小さな街・与那原町
与那原町は沖縄本島の東海岸南部に位置し、南東に南城市、西に南風原町、北に西原町と3市町村に隣接しています。
東西に4.3km、南北に2.1kmの小さな長方形の町。面積はわずか5.18K㎡。人口は2024年10月時点。19,902人。
沖縄本島で最も小さな与那原町は、那覇市(面積41.46K㎡、人口31万人)と比べるとより一層コンパクトな規模がわかります。皇居の4.5倍、東京ドーム111個分ほどの広さです。特産品としては、県内シェア90%を誇る「よなばるひじき」や首里城や沖縄県立公文書館などの屋根に使用されている「赤瓦」があげられます。
沖縄では有名なスーパー、サンエー、金秀。そして全国でも人気なカインズなどもあり、程よく便利な都会のベッドタウンとしても発展しています。


地理的には、中城湾に面した平坦地に市街地が広がり、その背後には雨乞森(133m)、北西には運玉森(158m)という山並みが控えています。
小さな山なので、遠巻きに景観として見る山と異なり、木々がうっそうと生い茂るとても距離の近い小さな山です。
沖縄といえば、やんばる(山原)の豊かな緑が有名です。やんばるが緑の中に人々の暮らしが溶け込んでいるのに対し、与那原町は緑と海の間に街が存在し、自然に見守られているような独特の景観を持っています。
やんばるが緑の中に溶け込む暮らしだとすれば、与那原は緑の懐に抱かれた海辺の暮らし。そんなポエティックな事を思いました。
与那原。いい町です。

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