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アナウンサーが語る”沖縄移住”Vol.01:偶然のご縁から始まった移住生活が、私にとって120点満点になった理由
目次:アナウンサーが語る”沖縄移住”Vol.01
・アナウンサーとして決まった場所が、沖縄だった
・毎年訪れていたリゾートが「日常」になるで
・大学時代の居酒屋バイトが繋いでくれたもの
・想像以上に都会だった那覇、そして強烈な洗礼
・県民の当たり前は、移住者の驚き?次回は「食のギャップ編」
想像以上に都会だった那覇、そして強烈な洗礼
「移住=田舎」ではない、那覇の利便性
実際に暮らし始めて気づいたのですが、やはり「観光で訪れる沖縄」と「実際に暮らす沖縄」というのは、全くと言っていいほど中身が違います。
リゾート地としての側面しか知らなかったので、特に那覇の利便性は大きなギャップでした。
私の実家は、兵庫県の西宮市というところにあります。人口はおよそ48万人の都市なのですが、那覇の街とあまり変わらないんですよね。
都会から地方への引っ越し、いわゆる「移住」という言葉の響きだけを聞くと、多くの人は、都会の喧騒を離れて、緑豊かな田舎へと引っ越してスローライフを楽しむ、といった田舎暮らしを連想しがちだと思います。
しかし、那覇の現実は全く違っていて、どこにでもスーパーマーケットがあるし、24時間営業のコンビニもあるし、大きなショッピングモールもある。生活していく上での不自由さや、買い物に困るようなことは全くありませんでした。
観光客として見ていたリゾートの印象とは裏腹に、実家の風景と変わらない利便性を持った都会であるということ。これが、暮らしのなかで最初に感じた、良い意味での大きなギャップでした。
経験したことのない「湿度」とカビの衝撃
ただ、そんな都会的な便利さに安心したのも束の間、実際に生活が始まると、すぐに沖縄ならではの強烈な洗礼を受けることになります。
引っ越してきたのが4月で、沖縄の環境に少しずつ慣れてきた5月頃、すぐに「梅雨入り」の季節がやってきます。その時に体感した、あの湿度の凄まじさは、これまでの人生のなかで、一度も経験したことのないレベルのものでした。
私は県外からやってきて、沖縄の気候事情を本当に何も知らなかったので、一人暮らしを始める部屋に除湿機を持っていかなかったのです。これが、大きな間違いでした。
梅雨が本格化したある日、部屋のクローゼットを開けてみると、お気に入りの服たちがカビてしまっていたのです。目の前が真っ白になりました。「うわ、服が全部カビてる……!」と、ショックを受けましたね。
その時、身をもって「沖縄で生活していくためには、除湿機はマストアイテムなんだ。これがないと生きていけないんだ」ということを、手痛い失敗とともに知りました。本当に、何も知らなかったからこその珍事件であり、最初の大きな洗礼でした。
15分遅れの路線バス、通勤での気付き
それから、毎日の移動や通勤のなかでも、文化や認識の違いにびっくりさせられる出来事がありました。
私が高校生のころ、関西でバス通学をしていたのですが、バスが定刻よりもほんの1分や2分遅れてきただけでも、「あ、今日は遅れているな」と時計を見ながら焦っていました。定刻通りにバスが到着するのが当たり前だと思って生きてきたのです。
ところが、沖縄に来てバス通勤をするようになってからは、その時間に対する認識がガラリと変わりました。15分や20分遅れる日があっても、周りを見渡しても、誰も「遅れている」とは言わないんですよね。それは遅れのうちに入らないというか、全然遅れとは呼ばない。
時間というものに対する、根底にある「認識の違い」が、関西と沖縄の間にははっきりと存在しているんだなと、バス停の風景のなかで深く実感させられました。
スーツ姿の人がいない通勤風景とかりゆしウェア
通勤中の人々の服装についても、関西との明確な違いに戸惑い、おもしろいなと感じた瞬間がありました。
街中や通勤の風景のなかに、「スーツを着ている人がかなり少ない」ということです。
関西の通勤電車であれば、朝のラッシュ時は見渡す限り黒や紺のスーツを着たビジネスパーソンで埋め尽くされているのが当たり前ですよね。しかし、沖縄でモノレールに乗って通勤していると、スーツ姿の大人はほとんどいません。多くの人が、「かりゆしウェア」を着て通勤しているのです。
さらに、平日の通勤時間帯であっても、車内の半分くらいは大きな荷物を持った観光客の方々が占めています。関西の満員電車とは全く違う、かりゆしウェアに身を包んだ人々と観光客が半分ずつ混ざり合うその通勤風景は、印象的なカルチャーショックでした。
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