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五感を超えるコーヒーを、首里から世界へ「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒーシュリ)」(那覇市)
那覇市樋川、与儀市場を賑わす「rokkan COFFEE(ロッカンコーヒー)」が、2023年10月1日、首里に2号店をオープンしたと聞いて早速行ってきました!その名も「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒーシュリ)」。
名前のとおり、首里城のすぐ近く、龍潭池を眺める通り沿い、県立芸大の出口からすぐのところにあります。
おいしいコーヒーを飲みながら、店主の奥武 拓也(おくたけ たくや)さんから、ゆっくりお話をうかがってきました。
目次
人気店「rokkan COFFEE(ロッカンコーヒー」が2号店を首里にオープンした理由
「rokkan COFFEE(ロッカンコーヒー)」は那覇市樋川、与儀市場に1号店があり、いつもたくさんの人で賑わっています。
「rokkan」には「第六感」、すなわち「視・聴・嗅・味・触の五感を超えた先で、楽しむ食を作りたい」というたくやさんの想いが込められています。ロゴは、首里出身の拓也さんが琉球王朝 第2尚家の家紋をイメージして自らデザインしたそうです。
沖縄は、コーヒー栽培に適している地域を指すコーヒーベルトの最北限に含まれていて、名護やうるま市などでコーヒー豆の栽培が行われています。
沖縄、そして首里を大切に思う拓也さんは、「首里城をみながら、沖縄県産コーヒーを飲めるお店を作りたい」と、沖縄のシンボルでもある首里城の前に2店舗目を構えることを決意。
そして「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒーシュリ)」がオープンしました。
沖縄の素材を生かした「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒーシュリ)」の店内
店内には、こだわりがたくさん詰まっています。
レジカウンターは琉球石灰岩、ベンチは琉球畳でできていて、沖縄を感じる内装です。
琉球畳の柔らかな手触りと座り心地は、なんだか落ち着いた気分にさせてくれます。
子ども用のおもちゃも、用意されていています。おむつ替えスペースも現在準備中とのこと。
おもちゃやおむつ替えスペースがあると「子どもも歓迎ですよ!」といってもらえているようで、小さい子どもを育てている身としてはあんしんします。
広い店内にはテーブル席はなく、カウンター席とベンチが余裕を持って配置されています。
「テーブルの上で自分たちだけでのコミュニケーションで終わってほしくない。出会いとコミュニケーションが生まれやすいのがコーヒー文化のいいところ。ここでお年寄りや子ども、外国の人も混ざりあう、カオスだけど温かい空間を作りたい。」と拓也さん。
「rokkan COFFEE(ロッカンコーヒー)」では、いつも店員さんが「いらっしゃい!」と明るくと迎え入れてくれて、「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出してくれます。
やさしい空気のなか、カウンター席で店員さんとの会話を楽しんだり、広い空間で遊ぶ子どもに声をかけたり。日々自由なコミュニケーションが繰り広げられる様子が目に浮かびます。
水からこだわるコーヒーは格別のおいしさ
私は「Ice Mocha(モカ)(アーモンドミルク・デカフェ変更)(700円・税込)を注文しました。ミルクをアーモンドミルクに変更したので、アーモンドのほのかな甘味と豊かな香りを感じられます。
なんと、「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒーシュリ)」のコーヒーはエスプレッソを落とす際の「水」からこだわっているそうです!
コーヒーや店内での飲み水など、用途に合わせて店内で水を製造しているのだそう。水道水を含めた3種類の水を飲み比べさせてもらいましたが、同じ水に見えて味が全然違って驚きました!
一緒に行った夫は「Ice Black Coffee(アイスブラックコーヒー)(500円・税込)」を注文しました。4種類ある豆のなかから「MALAWI(マラウィ)」の豆を選びました。中煎りで焙煎され、ほどよく華やかで飲みやすいアイスコーヒーは、暑い夏にぴったりです。
「Black coffee(ブラックコーヒー )」「Cold Brew(コールドブリュー)」「Espresso(エスプレッソ)」は生産者さんや、生産工程を読み、イメージしながら豆を選べます。
季節で豆の種類が変わるのも楽しいですね!
コーヒー豆のセレクトは、試飲用に仕入れた豆を、スタッフみんなで目隠しをしておいしいと思った豆を選ぶ、多数決方式で決めているそうです。流行やブランドに左右されずに選ばれたおいしい豆が店内で焙煎されて、提供されます。
店内で手作りしているこだわりのデザート
店内にある工房で手作りされたケーキは、たくさん種類があって、とてもおいしそうです。
迷いましたが、SNSで話題になっていた「キャラメルナッツタルト(480円・税込)」を選びました。
サクサクのタルト生地に、甘すぎないキャラメルナッツの香ばしさがたまりません!コーヒーとの相性バツグンです!
沖縄の作り手から生まれる、心躍る器たち
店内飲食の際に提供される器は沖縄の作り手によって、ていねいに作られたものです。
沖縄県読谷村の吹きガラス工房 彩砂(るり)のグラスや、同じく読谷村の志陶房(こころざしとうぼう)の夏至南風(カーチベー)シリーズのカップは、店内はもちろん、「rokkan COFFEE」のオンラインストアでも購入できます。
素敵な器で飲むコーヒーは、心を癒してくれます。沖縄観光のお土産にもおすすめです!
「ROKKANCOFFEE(ロッカンコーヒー)」のこれから
コーヒーをはじめたきっかけを尋ねると「モテると思ったから(笑)」と話す、お茶目な拓也さん。
今後の展望についても尋ねてみると「コーヒー豆を育てて、酪農もはじめて。収穫した豆をその場で焙煎して作ったエスプレッソに、搾りたての牛乳でラテを作りたい!水は湧水を汲んで、石臼で豆を挽けたら最高だよね!」と目を輝かせて語ってくれました。
沖縄でできたものにこだわり、あふれる好奇心でコーヒーと向き合う、拓也さんが作る「rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒーシュリ)」で、生まれる物語がとても楽しみです!
Information
- rokkan COFFEE SHURI(ロッカンコーヒー シュリ)
- 住所
- 〒903−0812
沖縄県那覇市首里当蔵町2丁目14 やまごうビル1F - 電話番号
- 098−943−4399
- 営業時間
- 6時〜18時(L.O.なし)
- 定休日
- なし
- 駐車場
- 有
- クレジットカードの利用
- 可
- 電子マネーの利用
- 可
- HP・SNSのリンク
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